2014年 帝国データバンク ビジネスランチャー【第117回】に中澤社長が掲載されました。
ナカザワ技研(株)は、大阪府寝屋川市に本社を置き、主に一般住宅の外壁などの隙間を埋める、シーリング工事を手掛ける企業だ。中澤代表が20歳で創業して以来、業歴は18年を数える。シーリング工事のなかでも防水を得意とし、良質の原材料を使い高度で丁な技術による施工をモットーに営業を行い、得意先の倍額を得て、営業基盤を確立させてきた。
20歳でゼロからの独立
中澤社長は、会社勤めでシーリング工事の技術を磨いていた20歳の頃、ある事情により独立を決めた。その事情は家族を愛し責任感に強い中澤社長ならではのエピソードゆえ、ここでは割愛するが、独立にあたり取引先の継承など全くないゼロからのスタートであった。もともと口下手で、巧妙なセールストークなどとは無縁の中澤社長の、唯一のアビールポイントは「腕」。職人として培った「腕」を武器に多くの現場に足を運び、時には飛び込みも厭わず、その仕事ぶり、施工の仕上がりを見せることでひとつひとつ取引先を獲得していった。人脈も広がり、中澤社長の仕事の堅実さ、確実さが評価され、口コミによる紹介の仕事も格段に増えた。そのうち営業基盤も安定し会社としての基礎が固まっていった。現在では従業員8名を擁し、大手ハウスメーカーを得意先に確保するほか、公共工事も手掛けるなど手堅い運営を行っている。
従業員への思い
そんな中澤社長であるが、従業員に関して望んでいることは「元気な挨拶」と「時間厳守」。当社のモットーである、高度で丁寧な技術で仕上げられたきれいで丈夫な施工案件。それを支えるのは職人の「腕」はもちろんのこと「マナー」だと中澤社長は感じている。仕事は出来て当たり前、職人にとって一番重要なのは「マナー」。これまで中澤社長が実際に自分で心掛けてきた仕事に対する姿勢を、まず従業員に見せ、そこで従業員自身で学び取ってほしいと考えている。早朝6時からの現場の際でも、中澤代表は6時より早く、必ず一番に出社をする。そして、後から時間通りに出社してくる従業員に元気な挨拶を行う。
そんな厳しさも見せる社長だが、当社では毎年、取引先も招いて盛大な忘年会を行う。そのなかで社長が一年間に撮り貯めた従業員の姿を編集した映像を流す。他にもサプライズで、従業員の家族による感謝のビデオメッセージ、結婚する社員へのお祝いビデオメッセージなど、そのときそのときに一番従業員の喜ぶプランを社長自身で考え、時にはビデオ編集なども自ら行う。年に一度、社内外の壁を取り払い、心からのねぎらいや感謝の気持ちを送り、笑顔で締めくくる。
「これまで」と「これから」
「一級シーリング防水施工技能士」の資格を保有する中澤社長。シーリング工事全般に関する技術力は願答からも高い評価を得て、受注案件は紹介によるものが多い。それは能弁な営業をすることが苦手な中澤社長が、願容を拡大していくために自分がどうすべきかを考え行動した結果、勝ち得た評価でもあると言えよう。
新規住宅着工数がジリ貧となるなか、シーリング工事の業界はリフォーム需要に関心を寄せている。
シーリング工事の際のコーキング材は、おおむね5~10年の寿命と言われる。当社ではその寿命を少しでも長くするために良質の商品を提供し、丁寧かつ高い施工を行っている。今後は塗料メーカーとの取引」も拡大予定で、まだ30代ながら業界経験20年の中澤代表の指揮の下、着実に業界での地位を揺るぎのないものにしていくことだろう。
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